2016年3月27日日曜日

「箸の文化に適応した」保険総義歯セミナー

こんにちは、磯貝歯科医院副院長の磯貝です。

今回「保険総義歯のススメ」の著者である河原英雄先生のセミナーに参加してきました。

機能的で安定した入れ歯を作るのには残っている組織の状態、型の取り方、かみ合わせの与え方、歯の並べ方・選び方だけに限らず様々な要素が絡みます。

今回はその中でもかみ合わせに焦点を合わせたものでした。

上下総入れ歯で、ものが食べられない、外れてきてしまうといった患者様にどのように対応していくのかを勉強させていただきました。

まったくものが食べられず困っている患者様がかみ合わせによってピーナッツ、せんべい、イカフライ、とんかつを食べ、最後にはりんごのまるかじりまで出来るようになっていました。

これを学べただけでも有意義なセミナーだと感じましたが、これを実践して是非困った患者様に役立てればと思う事がありました。

患者様の症例をいくつもみせていただいたのですが、中には意思の疎通が困難になってしまっているような方や介護なしでは歩けない方、行動意欲が無くなってしまっている方なども含まれていました。

そんな方々が入れ歯を調整し、ものを咬めるようになったら徐々に意識がはっきりし、ご自身で歩けるようになったり活発になったりという全身への好循環を生んでいったのです。
その時の患者様とご家族の笑顔が本当に忘れられませんでした。

こんな仕事を一人でも多くの患者様に提供し快適に生活できるよう取り組んでいきたいと思います。

最後に河原先生とツーショット

 

西尾市幡豆町 磯貝歯科医院ホームページ