2016年8月25日木曜日

愛知学院大学歯学部附属病院 障がい者歯科研修

西尾市幡豆町の磯貝歯科医院です。

障がい者歯科の臨床研修も今回で3施設目となり何となく障がい者歯科の取り組み方というのが

分かってきたように思います。

各施設のおかれた環境によりそれぞれ特色はありますが患者様に対応する基本は同じであると

感じました。

患者様の人格を尊重し、優しく愛情をもって接すること、また信頼をえるために穏やかで話しやす

い雰囲気をつくり、熱心な態度で接し、障がいのある人の気持ちに寄り添うことです。

治療に際しても緊急でなければ、まずは歯科医院に慣れていくよう、また治療できるようになってい

くようTEACCH法、刺激統制法、脱感作法、モデリング法、カウント法などの方法を使い、無理なく

診療できることが患者様にとっても苦痛を減らせスムーズに治療をすすめられることとなると思い

ます。

これは歯科医師一人で取り組んでできるものではありません。

歯科医院として全員でより専門性の高い知識と経験を重ねて協力していく必要があります。

患者様が安心して歯科治療をうけられるよう医院全体で取り組んでいきたいと思いますので今後

とも磯貝歯科医院をよろしくお願いします。










2016年8月11日木曜日

歯を失う最大の原因

西尾市幡豆町の磯貝歯科医院です。

現在日本人の平均寿命は女性86歳、男性79歳となっております。

では、歯の寿命はどうでしょう?

早い人は30歳代半ば頃から歯が減り始め、80歳を超えると残りの歯は9本以下になってしまいま

す。

通常大人の歯は親知らずを含めないで28本生えています。

これより80歳以上になった時には3分の2以上の歯が失われているということが分かります。

歯を失ってもっとも影響がでるのが食生活です。

いろいろな食べ物をよく噛んでバランス良く食べるということは、健康の維持以外に食事を楽しくし

ます。

歯が減って噛む能力が低下すると栄養バランスが偏りがちになるばかりでなく、食べる楽しみが半

減したり、食べる事が苦痛になることもあります。

自分の歯でよく噛める人は、高齢になっても肌のつやも良く積極的な人が多いようです。

高齢者の「今の楽しみは何ですか?」というアンケートの上位に「食べる事」がランクインされます。

生涯にわたって自分の歯を残し健全な咀嚼能力を維持することで健やかで楽しい生活を送ること

が出来れば、QOLの質を高められます。

これより歯を健康に残すという事がいかに大切な事かということが分かります。

歯を失う原因の大半が「むし歯」と「歯周病」です。

従来、日本人はむし歯で歯を失う事が多かったのですが、近年では歯周病で歯を失う人が増えて

きました。

歯周病は回復の余地のある初期の「歯肉炎」から回復困難な「歯周炎」へと進行します。

45歳以上の3割以上の人が歯周炎へと移行します。

こうして歯周炎に移行していってしまう40歳代前から歯周病の予防をすることで自分の歯を残しQ

OLの高い生涯を送れると健康寿命も延びるのではないでしょうか。

磯貝歯科医院でも歯周病予防を取り組んでおります。

歯周病でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

西尾市幡豆町 磯貝歯科医院ホームページ