西尾市幡豆町の磯貝歯科です。
歯の支えについて。
歯が口の中で安定した位置に固定されているのはしっかりとした支えがあるからです。
ではこの支えとは何でしょうか?
それは歯槽骨という骨です。
この歯槽骨がやせてくると歯がグラグラして不安定になり抜け落ちることもあります。
歯の二大疾患である歯周病にかかるとこの歯槽骨が溶けてやせていってしまいます。
歯槽骨は骨を吸収する細胞と骨を作る細胞によって新生を繰り返しています。
つまり常に古い骨は吸収され、新しい骨に置き換わっているということになります。
歯周病になるとこのバランスが崩れてしまいます。
歯周病の炎症によって出される物質(サイトカイン)が骨を吸収する細胞の働きを促進してしまうか
らです。
その結果、骨の吸収が進み、新生が追いつかなくなり骨がやせていってしまいます。
歯ぐきも歯を支える大切な組織の一つです。
健康な歯ぐきは通常淡いピンク色をしております。
しかし歯周病が進むと赤く腫れたり、紫色に変色します。
歯ぐきは口から侵入するばい菌や毒素から、歯や歯槽骨、または全身を守る働きをします。
歯ぐきにはたくさんの毛細血管がとおっており、その中の免疫物質がバリアの役割をします。
歯槽骨と歯茎のどちらも歯の支えとして大事な役割をはたしております。
何か症状が出た場合にはほおっておかず歯科医院に受診することをおすすめします。
より長く、健康な口を目指して。
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